こんにちは!AnotherMeadowです。
「抜け毛が多くて不安…貧血が原因?」
「抜け毛対策をしているのに、中々改善されないのはなぜ?もしかして貧血のせい?」
この記事を読んでいる方は、このようなお悩みを持っているのではないでしょうか。
これまで色々な抜け毛対策をしてきたのに、中々改善されないのは貧血が関わっているのか、あるいは他の原因が隠れているのではないかと不安になりますよね。
結論からいうと、抜け毛は貧血が原因で生じることがあります。
今貧血を抱えている場合、貧血を改善すれば抜け毛も解消できる可能性があります。
ただし、抜け毛の原因は貧血以外にもあります。
抜け毛を解消するには、今起きている抜け毛が貧血によるものなのか、あるいは別の原因なのかを知り、その原因に合った改善法を試すのがおすすめです。
この記事では、貧血と抜け毛の関係性について説明していきます。
抜け毛の考えられる原因が分かり、不安を解消できるような内容を載せていますので、ぜひ最後までご覧ください。
貧血で抜け毛が起こるのは「髪の成長に必要な酸素と栄養が不足する」ため
貧血で抜け毛が起こりやすくなるのは、髪の成長に必要な酸素と栄養が不足するためです。
そもそも髪は、毛根にある毛母細胞(もうぼさいぼう)の分裂・増殖によって作られ、頭皮の外へ押し出されて成長していきます。
毛母細胞の活性化に必要なのが、酸素と栄養です。酸素と栄養は、血液の赤血球に含まれるたんぱく質「ヘモグロビン」によって届けられています。
貧血はこのヘモグロビンの濃度が低くなった状態です。
酸素と栄養が行き届いて毛母細胞が活性化していれば、髪は抜け落ちても再度成長します。
しかしヘモグロビンの濃度が低くなって貧血になると、酸素と栄養が十分に渡らなくなって毛母細胞が活性化しないため、髪を成長させることができません。
その結果、抜け毛が起きてしまうのです。
貧血によって抜け毛が起こりやすいのはどんな人?
貧血によって抜け毛が起こりやすい人には、次の3つのような特徴があります。
- 更年期に該当する
- 偏食や行き過ぎたダイエットをしている
- 強いストレスが溜まっている
更年期に該当する
更年期に該当する方は、貧血による抜け毛を起こしやすいです。
更年期はホルモンバランスの乱れによって月経過多が生じ、貧血になりやすいからです。
ヘモグロビンの材料となるのは鉄です。月経過多が起こると鉄が不足し、ヘモグロビンが作られなくなるため貧血となります。
更年期に該当するのは、女性の場合は45歳~54歳です。
この歳に当てはまり、抜け毛が起きているのであれば、月経過多でないかを振り返ってみましょう。
月経過多であればそれが原因で貧血が起きており、抜け毛も起きていることが考えられます。
偏食や行き過ぎたダイエットをしている
偏食や過度なダイエットをしている方も、貧血による抜け毛を起こしやすいです。
栄養が十分に摂れておらず、鉄の摂取不足も引き起こしている恐れがあります。
特に以下のような方は貧血になっており、それが原因で抜け毛も起きているかもしれません。
- 仕事や家事、育児などで忙しく偏った食事を摂りがちになっている
- 過度な食事制限をしている
強いストレスが溜まっている
ストレスが溜まっている方も、貧血による抜け毛を起こしやすいです。
ストレスの蓄積は胃の吸収阻害を引き起こすからです。
胃の吸収阻害が起こると、食事から得た栄養が十分に吸収されません。鉄も十分に吸収されなくなり、体が鉄不足になります。
鉄不足になるとヘモグロビンが作られず、貧血となります。
今強いストレスを感じているのであれば貧血が起きており、抜け毛も起きている恐れがあります。
貧血による抜け毛は「鉄分の摂取」で改善に向かう
貧血による抜け毛を起こしやすい人は、鉄が不足しています。
このため、日常生活で意識的に鉄を補っていけば貧血が改善され、抜け毛も解消に向かうでしょう。
以下は、日常生活で鉄を補う方法の例です。
- 鉄(ヘム鉄や非ヘム鉄)を含む食材や食品を摂る
- 鉄の吸収を高める栄養素を含む食材や食品を摂る
貧血改善のための鉄の摂取方法やその他の貧血対策は、当ブログに掲載の以下「【貧血対策】更年期による貧血に効果的な食材や食事・サプリをご紹介! 」で詳しく紹介しています。
更年期における貧血対策の記事ですが、更年期でなくても行える対策を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
鉄の摂取による貧血対策をするときの注意点 |
現在貧血の治療を受けている方は、医師の指示に従ってください。 貧血には疾患が隠れている恐れもあります。貧血の症状が強い方や不安に感じる方は、医療機関の受診をおすすめします。 |
貧血による抜け毛の改善は最低でも3カ月かかることがある
抜け毛が多いと見た目に影響を及ぼすため、どのくらいで改善に向かうのか気になる方も多いのではないでしょうか。
個人差はありますが、抜け毛が改善されるまでは、貧血が改善されてから最低でも3カ月程度はかかることがあるようです(参考:公益社団法人 鳥取県医師会「健康なんでも相談室」)。
時間はかかりますが、今貧血であったら改善策を試すことを最優先にすれば、抜け毛も徐々に解消に向かうでしょう。
【要注意!】貧血が原因でない抜け毛もある
抜け毛は、次の3つのような原因によって生じていることも考えられます。
- 睡眠が不足している
- 頭皮の血行不良が起きている
- カラーリングやパーマを繰り返している
今貧血でないのであれば、上記に思い当たることがないかを確認してみましょう。
睡眠が不足している
睡眠不足になると、抜け毛が起こることがあります。
髪の成長は、寝ているときに分泌される成長ホルモンによっても行われます。
しかし成長ホルモンは、睡眠不足が続いていると分泌が減ってしまいます。すると髪が成長せず、抜け落ちてしまうことがあるのです。
睡眠不足を実感しているのであれば、以下のような寝付きを良くする対策をするのがおすすめです。
- 起きる時間を毎日同じにする
- 朝起きたら日光を浴びる
- 寝る前にスマホやテレビを長時間見ない
- 寝る前にお酒を飲まない
頭皮の血行不良が起きている
頭皮の血行が悪くなっていると、抜け毛が起こることがあります。
髪の成長に必要な酸素や栄養が毛根に行き渡るかどうかは、頭皮の血行状態によっても変わります。
頭皮の血行が良ければ髪の成長に必要な酸素や栄養が届きやすくなりますが、血行不良になると酸素や栄養が行き届かないため、髪の成長が滞ります。
頭皮の血行不良は、以下のようなことが原因で起こりやすいです。
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレスの蓄積
- 加齢
貧血でないのであれば、頭皮の血行不良が抜け毛の原因を作っている恐れがあるため、以下のような対応をして改善していくのがおすすめです。
- ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスの乱れを引き起こす「エストロゲンの減少」にアプローチする対策をする。
たとえば、エストロゲンと似た働きをする「エクオール」を含むサプリの摂取がおすすめ - 適度に体を動かす
- 頭皮マッサージをする
カラーリングやパーマを繰り返している
カラーリングやパーマを繰り返している方も、抜け毛が起こりやすくなります。
カラーリングやパーマで使われる薬剤は、頭皮にとって刺激の強いものです。この薬剤の刺激が頭皮の傷みや炎症につながるため、頻繁に行うと髪が抜けやすくなることがあります。
もしカラーリングやパーマをしたいのであれば、以下のような方法で行うのがおすすめです。
- 数カ月、間を空ける
- 市販の薬剤でセルフカラーリングしていれば、美容院でやってもらう
まとめ
本記事では、貧血と抜け毛の関係性について説明してきました。
貧血で抜け毛が生じるのは、髪の成長に必要な酸素と栄養が十分に行き渡らないためです。
以下のような人は、貧血によって抜け毛が生じやすいといえます。
- 更年期に該当する
- 偏食や行き過ぎたダイエットをしている
- 強いストレスが溜まっている
貧血による抜け毛を解消するには、鉄分摂取をすることがおすすめです。
ただし、抜け毛には貧血以外の原因もあります。自分の抜け毛の原因を知り、その原因を解消する方法を試すことが大切です。
自分にとって適切な抜け毛の対処法を行って、健康的な髪を手に入れましょう!